紀州忍冬酒は過去の文献に基づき当社独自の製法で現在風にアレンジした和リキュールです。
遠い過去に思いを馳せて、紀州の人々が愛したほのかな香りとふくよかな味をお楽しみください。
原材料:梅酒・木天蓼酒・金銀花・薔薇・肉桂・人参・紅花
500ml
¥2,000(税抜)
※蔵から直接お届けします。

飲用方法
そのままストレートで20〜30mlほどを毎日。あるいは、ロックやクラッシュアイスでカクテル風に! また、冬には半々のお湯割りもどうぞ。
その昔造られていた紀州忍冬酒:来歴と評判
天正五年浅野長政が紀州の初代源次郎に忍冬酒の製法を伝授し、その後、紀州鷺ノ森御堂の裏門に居を構えて製造を開始したとある。
江戸時代、紀州忍冬酒は数ある薬酒の中でも一二を争うほどの名酒であったため、本草書や名所図会に紀州忍冬酒の名が散見される。江戸時代、毎年藩主から禁裏、幕府に献上していた。しかし、紀州藩御用達の献上品であった紀州忍冬酒は、一般的な販路を持っていなかったため、明治維新後、惜しまれつつ姿を消した。
「本朝食鑑」や「和漢三才図会」「大和本草」において以下の記載がある。『痛ヲ和ラゲ、毒ヲ体外二排出スルヨウナ作用アリ』さらに加えて「本朝食鑑」に『紀陽家ノ酒ハ甚ダ辛辣デ、香ガ烈シク、丁・桂ノ類ヲマゼテ焼酒二造ル。世間デハコレヲ珎賞シテイル』、「大和本草」に『紀州二出ルモノヲ佳品トナス」』と記している。
生薬「忍冬」とは
スイカズラの和漢薬名で冬になっても葉を落とさない常緑草木であるため、冬を耐えしのぐという意味で忍冬と名付けられたという。また蕾は金銀花と呼ばれる。スイカズラは、揮発油(リナロールやジャスモンなど)、タンニン、ルテオリンやイノシトール、苦味配糖体、フラボノイドの成分を含む。
漢方処方でもある金銀花は忍冬よりも抗菌作用が強く、特に解熱、解毒薬、風邪の初期に好んで使用される。あるいは胃部不快感や口内炎、歯槽膿漏の際に煎じ薬、あるいはうがい薬として服用する。
文献指導;和歌山社会経済研究所の元主任研究員 亀位 匡宏 ( Web Site )
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500ml 梅酒・木天蓼酒・金銀花・薔薇・肉桂・人参・紅花 13度 冷暗所にて。お早めにお召し上がり下さい。 |
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