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11月のお題 「鉄砲隊 番外編 純米酒」

秋も深まり、燗酒が恋しい季節

脂っこいものにも負けずに、食を進めてくれる

鉄砲隊 番外編 純米酒
鉄砲隊 番外編 純米酒

お店の名物「チューリップ」と合わせて
お店の名物「チューリップ」と合わせて

今回は、瓶燗火入れ原酒の強烈なインパクトが特徴の「鉄砲隊」ラインナップから、ちょっと異色な「番外編 純米酒」をお燗して味わってみます。

まずは、いつものようにぐっと温度を上げて、50度以上にします。

少し温度が下がったところで、ひと口味わってみます。
まず旨みと酸味が、高い温度の効果もあって強いアタックで攻めてきました。途中で香りも口中から鼻腔へすっと勢い良く駆け抜けます。
後半まできっちりと、旨みと酸が競争しつつ、最後には酸がキリッと締めてくれました。

この温度では、かなり脂っこいものや旨みたっぷりなアテでも張り合える、強いタイプの食中酒と感じます。鳥のから揚げ(手羽のチューリップなど、皮と脂の旨みが強いもの)と合わせると、食が進みます。


旨みのアタック、酸味、最後はキレ良く

焼き鳥にもよく合う
焼き鳥にもよく合う

ゆるゆると温度が下がるのを待って、40度程度でさらにひと口。

旨みのアタックの後に、かなり強く感じる酸味が続き、口中の上部分に酸が、下部分に旨みが並存するのがはっきり感じられます。50度よりはやや旨みと酸が分離したような味わいです。
やがて旨みは徐々に弱まり、酸味はその分だけ強く感じ、そのまま後味のキレに変化しました。

この温度では、焼き鳥(ネギマ・ナンコツ・ズリの塩焼き)など、旨みや苦味を含んだ複雑な、そしてやや臭みがあるようなアテにもよく合います。特に塩の旨みと苦味に好相性です。


柔らかさが顔を出す。バランス感も有り。

赤魚の煮付けと
赤魚の煮付けと

さらに冷まして、35度前後、つまり体温に近い温度で味わってみます。

最初のアタックから、すっと入る柔らかさが顔を出し、旨みと甘み、酸(やや弱まる)のバランスが良い味わいになりました。中盤からは、少し熟成した味わいも感じられましたが、春や夏に感じたものよりは、ずっと落ち着いています。後半もしっかりバランスが保たれたまま、徐々に旨みはフェードアウトして、酸がしっかり味を切って次の杯へと誘います。

この温度では、赤魚の煮付けとともにいただくと、旨みと甘みの相乗効果が期待できます。



今回のポイント

鉄砲隊の中でも、この「番外編 純米酒」は、米由来の甘みと旨みを濃厚に感じさせつつ、適度な熟成感としっかりした酸で、強いインパクトと燗にも対応できる味わいの幅広さを併せ持つ、稀有な存在です。

高い温度では、際立った酸で脂っこい料理と合わせることが可能ですし、体温に近い温度から燗冷ましまでは、塩焼きや煮物などにも合わせて、適度な食中酒として落ち着いて味わえます。

まさに「冷やして飲むなんてもったいない!」リーズナブルな純米酒です。



■撮影協力

立呑み処 小林商店

大阪市此花区春日出北2−6−2
電話:06−6462−3882

■ 鉄砲隊 番外編 純米酒

富山産山田錦を58%精米で仕込んだ、旨味たっぷりな原酒です。
鉄砲隊の力強い味わいを基本に、軽い熟成感も併せ持つため、お燗にも向きます。





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