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2月のお題 「鉄砲隊 純米吟醸 滋賀玉栄(17BY)」

純米吟醸の甘みにキリリとした酸が花開く

契約栽培により農法を指定、有機減農薬にて育てられた滋賀県産玉栄100%

ひと口目の味と香りのインパクトが特徴の「鉄砲隊」シリーズですが、意外とお燗でも楽しめます。

今回は、2年の瓶内熟成で味のボリュームとバランスが絶妙となった、「鉄砲隊 純米吟醸 滋賀玉栄」を味わってみます。



常温。山田錦とは違った甘みが先頭に。


まずは常温で。透明な杯に注ぐと、熟成ゆえの淡い黄金色が目をひきます。

香りは控えめ。お米由来の甘い香りが、ほんの少し鼻先に感じられます。

口に含むとまず、山田錦とは違った甘みを感じます。角の取れた甘みと旨味が前半しっかり感じられますが、後半から徐々に酸味が加わり、途中で含み香が鼻腔からふわっと抜けて、キレ良い余韻に変わります。最後にアクセントのように感じるかすかな渋みが、このお酒が温度変化で表情を変える可能性が高いことを想像させます。



一気に熱燗、50度。クリーミーな旨味と酸味が主役に。

寒ブリのアラ煮

期待を込めて、一気に50度以上まで温度を上げてみます。

蜜や黒糖を思わせる甘い香りが、杯からひろがります。

常温では強く感じた甘み旨味が、やや控えめになってバランス良くなりました。逆に酸味はボリュームを増して、クリーミーな旨味と酸味が主体の味わいとなります。後半もそのまま続き、余韻も長く感じます。

しっかり煮込んだ寒ブリのアラ煮と合わせると、煮汁の強い甘辛味にも、ブリが持つ旨味と脂にも負けない、非常に強い印象のお酒になりました。パワーアップした酸が、濃い味つけの余韻をスパッと切って、次の食べ物へと気持ちを誘います。



40度。バランスが整った、芳醇旨口の燗酒。

金目鯛の塩焼き

杯に注いで少し待ち、40度程度になった頃にひと口。

この温度では、なぜか少し苦みを前半に感じましたが、すぐに旨味と甘みが追いつき、後半の酸へと続きます。余韻はやや短く、渋みがアクセントとなってキレの良さを演出します。味の各要素のバランスが整った、芳醇旨口の燗酒となりました。

金目鯛の塩焼きの甘みと相性が良く、表面の塩味やスダチの酸味とも相乗効果となりました。



30度。アテの邪魔をしない酸味。

牡蠣フライ

更に温度が下がるのを待ちつつ、このお店では珍しく、揚げ物を頼んでみます。

30度あたりになると、香りもほぼ常温のレベルに戻りましたが、燗冷ましなので常温よりもやや酸味を連想させる香りになりました。

前半の味わいは、香りにつながる酸味が中心の味わい。甘みと旨味は中盤に、旨味と酸味が後半に強く感じます。味わいの余韻は、やはり短く感じます。

牡蠣フライの旨味や苦み、タルタルソースの酸味にも寄り添い、邪魔をしない控えめなお酒になりました。



今回のポイント

純米吟醸のボリュームある甘みがお好きでしたら、常温で。

がっつり食べて飲みたい時は、ぐっと熱燗で。
そのまま燗冷ましまで長く味わっても、煮物・焼き物・揚げ物とそれぞれに相性の良さを発揮します。

玉栄独特の、熟成することで発揮される安定感のある味わいは、今年が一番の飲み頃となっています。



■撮影協力

海の幸 さらむむ

大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目10番 B-0205
あべのベルタ 地下2階 TEL06-6649-7309

■ 鉄砲隊 純米吟醸 滋賀玉栄(17BY)

鉄砲隊 純米吟醸 滋賀玉栄

杯を持つと穏やかで優しい香り。
口に含むとスキッとした酸味が瞬時に広がるキリリとした味わい。
のどを通すと輪郭のくっきりとした旨さ。その一連の流れは癖になる味わいです。

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