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5月のお題 「車坂 純米吟醸無濾過生原酒(19BY)」

濃醇かつ優しい、無濾過生原酒

生原酒のとろみのある甘みと旨味

すっかり春本番となりましたが、この時期ゆえの不安定な気候で、やや体調を崩しがちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういう時には、旬の食べ物がもつ元気を身体に取り入れながら、旨い日本酒を味わって、心身ともにリフレッシュしたいものです。

今回は、19BYの新酒の中でも濃醇かつ優しい酒質の、車坂 純米吟醸無濾過生原酒をお燗で味わいます。

まずは常温で。生原酒のとろみのある甘みと旨味が中心の味わいですが、ほんの少し苦味を感じます。山菜など旬の野菜に合うお酒の予感がします。

旬の野菜



新酒の若々しいバランス

次に、一気に50度以上まで上げてみます。

立ち上る香りは、やや生原酒特有の香りを感じますが、大半はお米由来の甘い香りです。

口に含むとまず甘みが、すぐに酸味と旨味を伴って舌の上でバランスを取ろうとします。それぞれの味の要素がまだじっくり馴染んでいないのは、新酒ゆえでしょうか。
途中で鼻腔に香りが抜けます。上立ち香(杯の注いだ時の香り)にはほとんど感じなかった吟香を、少し感じました。
味わいの後半は、旨味が元気な酸に包まれた印象ですが、余韻は意外と短いので、次の一杯に手が伸びます。

今が旬の、泉州早生玉ねぎのふろふき(熟成にんにく味噌和え)と合わせると、玉ねぎの強い甘みと八丁味噌ベースの甘辛味を、適度に調整してくれました。

泉州早生玉ねぎのふろふき



純米吟醸の芳醇さを堪能

筍とするめいかの木の芽和え

やや待って、40度前後で。

アタックに甘みと旨味のコンビが飛び込んできて、ワンテンポ遅れて酸味が追いついてきます。
含み香は、50度の時よりも甘みを感じ、純米吟醸の芳醇さを堪能できます。余韻は旨味と酸が中心ですが強くはなく、かすかに苦味を感じながら、すっと切れていきます。

これも旬の、筍とするめいかの木の芽和えと合わせると、甘み旨味と酸味は一体化しつつ、木の芽のほろ苦さは中和され、口中でバランスの良い食中酒となりました。



魚や肉にも張り合える力強さ

お刺身

30度以下で、もうひと口。

旨味が前面に出て、甘みが寄り添うような印象です。中盤からは酸味が中心となって、魚や肉といった食材にも張り合える力強さを感じるようになりました。

和歌山・周参見(すさみ)の、独特の漁法で釣った「ケンケン鰹」の刺身(片面炙り)の濃厚な旨味にも負けず、炙りによる苦味もやわらげて、最後はしっかり酸で切ってくれます。



今回のポイント

ボディのしっかりした原酒は、熱燗以下〜常温の温度帯で、食事を引き立ててくれる食中酒となる可能性があります。
一般的なお店では、無濾過生原酒は冷たくして飲まれることが多いようですが、蔵朱さんでは普通にお燗も味わえます。ご家庭でも、ぜひ一度温めて味わってみて下さい。



■撮影協力

蔵朱

大阪市中央区南新町2−3−1
スタークィーンビル2階
06−6944−5377
http://crush.or.tv/

■ 車坂 純米吟醸無濾過生原酒(19BY)

車坂 純米吟醸無濾過生原酒(19BY)

滋賀県産玉栄を58%精白で仕込んだ純米吟醸酒。
生原酒はこの春限定(200本)。秋以降の熟成した味わいも乞うご期待。





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