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プレスリリース

お客様各位

平成 19 年 5 月吉日
株式会社吉村秀雄商店
和歌山県岩出市畑毛72番地


さらに楽しい御酒の“ひととき”を目指し

拝啓
時下ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。平素は弊社の御酒をご愛飲いただき、厚くお礼申し上げます。
さて、酒飲みは、気持ちよく、楽しくお酒を飲みたい生き物だとおもいます。普段のお酒が二倍にも、三倍にも美味しくなる方法は様々にあるかと思いますが、弊社として一つのご提案があり書面にしたためました。

【酒蔵の考える社会貢献】

弊社は大正四年の創業以来90余年に渡り、皆様に支えられて酒造りを続けて参りました。皆様のご愛顧に支えられた歴史を振り返り、改めて酒蔵として皆様に恩返しできることはないかと、検討いたしました。結果として、歴史ある酒造りを通じて、また会社として“社会貢献”できることは多岐にわたると確信いたしました。

【飲んでいただくことによって自然と社会貢献】

飲み手の方、また販売に携わっていただく方には、社会貢献と難しく考えていただく必要はないかと思います。日本酒を販売いただくこと、飲んでいただくことによって、世の中が少しでも良くなるのであれば、晩酌もまた格別のものになるのではないでしょうか。皆様のお力をいただいてさらに楽しい御酒の“ひととき”を目指してまいりたいと思います。

敬具




弊社では下記の三つのテーマを掲げ、社会に恩返しすべく取り組んでおります。そのテーマとは、『環境』『リサイクル』『地域貢献』であります。


■環境への取組

  • 棚田の保全
    棚田というのは、面積が狭く収量が少ないため、労多くなかなか報われません。当蔵では日本の棚田百選にも選ばれたあらき島の保全に農家の方と共に取り組んでおります。酒米は飯米より俵当たりの単価が高価であるため、酒米栽培の進展は、農家の方を応援する一助になると考えます。農家の方々の労に報いるためにも契約栽培という形で棚田での酒米作りを推進しております。

  • 総健農法を前提とした契約栽培を推進
    ただ酒米を造るのではなく、豊かな土地を後世に残したい。酒蔵が使う米の量は膨大な量に及びます。地域の農業にも大いに貢献できると考えております。そのため、契約を交わす農家の方々には、有機肥料のみ、極力農薬を廃した環境保全型農法の総健農法にて酒米の栽培をお願いしております。

  • 山を守る
    地球温暖化対策の切り札になるとも言われている緑の山を守るため、弊社では約500ヘクタールの山林を所有しております。所有林には山守の職人を雇い、下草刈りや枝落ちをするなど丁寧に整備し山を守っています。また、林業を守るための林道整備にも協力をしております。和歌山の緑豊かな里山保全のため、里山に梅の木を植え、50アールの梅林を造りに取り組むなどこれからも積極的に自然を守る活動をしていきます。

  • 風力発電・太陽光発電への協力
    地球環境を守るため、今後ますますクリーンエネルギーの需要は高まります。所有林の一部を広川明神山風力発電所に貸与しております。そこから生み出される風力発電のエネルギーは16,000Wにもなると言われています。また、ソーラーパネルを設置し、太陽光発電をしています。月産平均450KWですが、会社の屋根を見上げると見える黒光りした液晶パネルは、農に連なる自然への畏敬の念を日々新たにできるシンボル的存在として社員には慣れ親しんだ光景となっております。

■リサイクル、ゼロエミッションへの取組

  • 瓶のリサイクル

    年間リサイクル本数
    1.8L 48,528本
    720ml 518本
    300ml 3,670本
    180ml 14,666本
    150ml 1,297本

    リサイクル可能な瓶を積極的に使用しております。洗瓶機の整備資金を予算に組み入れ、今後もリサイクルに積極的に取り組む予定です。

  • 米糠の完全使用
    精米後に発生する糠は、全量無駄にせず、性質により分け有効に活用しています。

    ・ 赤糠 有機栽培に取り組む農家へ販売
    ・米粉 煎餅工場へ販売

    日本酒は贅沢に米を削って造られますが、削った米も十二分に利用することができます。自然の恵みを余すとこなく使いきることを心がけております。

  • 酒粕の完全使用
    卸売、小売でほぼ完売。
    地域一般消費者の要請に基づき一部を踏込粕にして100%販売。

■地域貢献

  • 地域の学校に体験学習の機会を提供
    江戸時代には紀州の穀倉地として美田が栄えた岩出ですが、都市化と共に田植も稲刈も知らない大人や子供が増えております。岩出に生まれ育った弊社は、地域で生活する皆さんと岩出の風土に親しむ思い出を共有できることが一番の財産と考えております。酒造りの原点として、人の縁をつなぐ手作りの農作業を重視しています。現在は地元小学生を対象とした『体験田植』と『体験稲刈』を実施しています。酒蔵への社会見学も広く受け付けております。これから大人になる子供たちに、故郷の思い出を作ってもらいたい、またいつの日か大人になり故郷を離れることがあっても、弊社のお酒を通じて故郷を思い、味わってくださる日が来たらありがたいと考えております。

  • 創業当時の酒蔵を保全
    弊社にとっては計り知れない財産でありますが、地域の財産としても保有しなければならないという自覚を持っております。築90年を迎えた土蔵を常に整備し、維持管理して参りました。近々起こると警戒されている紀伊半島南東沖地震に備え、耐震補強工事も実施済みです。今後も岩出の風土と共に酒を醸しながら、和歌山の地酒のシンボルとして土蔵の酒蔵を守り抜きたいと考えております。

現在までに上記のような種々の取組をして参りました。これからも多くの皆様のご意見をいただきながら新たな取組をして参りたいと思います。飲み手の方々、販売して下さる酒販店様に支えられて弊社は存続して参りました。日頃よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。今宵の一杯も和に思いを馳せながら日本城で楽しんでいただけましたら幸いです。今後とも何卒宜しくお願い致します。

以上




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