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9月のお題 「車坂 純米大吟醸無濾過生原酒」

飲み頃熟成を味わう

無濾過生原酒をお燗に

刺身と合わせていただく

今回は、夏を越してよりまろやかになった、車坂 純米大吟醸無濾過生原酒を味わってみます。
「こんなお酒をお燗するの!?」と思われるかもしれませんが、しっかりした酸味があるので、あえて挑戦してみます。

まずは常温(20度)にて。

お米由来の控えめな香りと、やや強めの甘味、間に弱い酸味をはさんで旨味と順番に感じます。後半は、甘味旨味を下支えするほど良い強さの酸がキレ良さを感じさせつつ、口中から鼻腔へ抜ける含み香が心地よい余韻となります。まさに、これからが一番の飲み頃と思われる純米大吟醸です。


45度。味に変化が起こる。

刺身

 

さて、45度の温度に上げて、味わってみます。

香りは常温よりもわずかに酸味を帯びた香りになりましたが、生原酒特有の香り(生燗臭)にはなりませんでした。前半の味わいは、わずかに苦みと渋みが復活しつつ、すぐに酸と甘味、旨味が追いかけてきます。甘味は意外と早く消え、旨味と酸が余韻を長く残します。

色々な刺身をアテにしてみましたが、この温度ではアオリイカの甘味旨味が、お酒と相殺してバランス良く調整してくれました。


30度。バランスが良いまま、キレが増す。

刺身と合わせていただく

やや待って、30度程度になってから再び味わってみます。
香りがより弱くなり、かわりに甘味・旨味・酸味とわずかな渋みがうまく調和して、個人的に一番好きな味わいになりました。後半も良いバランスのまま、キレも一段と良くなって、食中酒としての可能性を感じさせます。
つぶ貝の刺身と合わせると、つぶ貝の苦みが加わって、複雑な味わいの幅を広げてくれます。


割水燗に。飲み口よし。

割水燗に

 

最後に、原酒ゆえの遊びで、1割ほど水を加えて割水燗(35度弱)にしてみます。

香りはほとんど姿を隠して、前半に甘味・酸・旨味が感じやすくなりましたが、飲み口の良さで何度も杯を重ねたくなる味わいです。後半のキレもより明確に感じられます。

今が旬のカンパチの刺身とは寄り添うように、甘海老の刺身の強い甘さを中和するように、車坂らしい気軽な上質の晩酌酒にもなりえる可能性を垣間見せました。



今回のポイント

純米大吟醸無濾過生原酒といえど、味わいにしっかりした酸を感じたら、様々な温度帯に挑戦してみましょう。頭で想像する以上に意外な、そして自分好みの味わいに出会えるかもしれませんよ。



■撮影協力

海の幸 さらむむ

大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目10番 B-0205
あべのベルタ 地下2階 TEL06-6649-7309

■ 車坂 純米大吟醸無濾過生原酒

車坂 純米大吟醸無濾過生原酒

当蔵らしからぬ酒と特約店様に評されたこの酒は、良い意味で当蔵の表現力の多彩さを表すものとなりました。優しい上立ち香に米の旨味が中心となり、酸味、辛さが調和し、全体として柔らかな味わいが完成致しました。





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