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12月のお題 「車坂 純米吟醸 播州山田錦 (17BY)」

いよいよ燗酒本番の季節

2年の時を経て、まろやかに

朝晩めっきり冷え込んで、いよいよ燗酒本番の季節になりました。心も体もほっと温まる、旨い燗酒と旨い料理との出会いの紹介にも、ますます力が入ります。

今回は、約2年の熟成期間を経てまろやかになった、「車坂 純米吟醸 播州山田錦(17BY)」をご紹介します。

まずは常温(15度前後)で。

冷えすぎていないので、口にするっと入り、ふわりと味が柔らかくふくらみます。甘みと旨味が舌の真ん中から口中に広がり、途中からクリーミーな酸と旨味がセットで感じられます。
後半はわずかに辛味があり、それからキレのある酸味とかすかな苦味で締めてくれます。次の杯や肴が欲しくなる、そんな余韻が続きます。

常温で非常にバランスが良く、肩の力を抜いて味わえる「車坂」のコンセプト通りのお酒です。



50度で。ふくよかな香りと後味のキレ。

煮カボチャにもすっと寄り添う
煮カボチャにもすっと寄り添う

続いて一気に50度まで温度を上げて味わってみます。

杯から立ち上る香りが、ややつんとした印象を受けますが、それも始めのうち少しだけで、すぐにお米由来の甘さを感じるふくよかな香りになります。

口に含むと、旨味と酸が主張して、まだ元気さが残るお酒であることを感じます。甘みはやや弱まり、辛口なお酒の姿になりました。中盤から後半にかけても、旨味と酸がしっかり感じられ、やがてフェードアウトしてキレ良く飲み終わります。

冬に味わいたい、煮カボチャのなめらかな舌触りや甘みにも、すっと寄り添うやや辛口の燗酒です。



40度。甘み・旨みから、キレある酸味へ変わる。

かす汁にもよく合う
かす汁にもよく合う

ゆるゆると温度が下るのを待って、40度以下で味わってみます。

この温度では、上立ち香もやさしくふくらみ、口に含む直前に鼻を刺激することもなくなります。口中には、旨味と酸に甘みが加わり、次第に甘みを強く感じます。

甘みは旨味を伴ってしばらく続き、後半に酸味にバトンタッチしてキレ良く余韻を残します。

この温度では、鶏肉や根菜類がたっぷり入った、濃い目の粕汁によく合います。体がほくほくと温まる、冬ならではの組み合わせです。



30度。甘みと酸、旨味と酸、交互に織り成す味わい深さ。

カンパチのカマの塩焼き
カンパチのカマの塩焼き

さらに少し待って、体温よりも低い30度ほどで味わってみます。

香りは穏やかで、すっと口に運ぶことが出来ます。前半から甘みと酸、旨味と酸のコンビで代わる代わる感じ、「早く何か食べないと!」という気にさせます。後半までこの感覚が続き、最後は旨味がやや弱まり、程よい酸へとバトンタッチします。

ようやく焼きあがったカンパチのカマの塩焼きと味わうと、白身の淡白な旨味、皮の近くの脂の乗った旨味、そして塩の辛味旨味苦味すべてに寄り添い、さらっと口中を流して杯と肴の両方が進みます。



今回のポイント

常温では純米吟醸らしい風格を備えた味わい。高い温度ではキリッとした辛口酒。体温に近い温度では甘み旨味といった飲み応えのある晩酌酒。
「車坂」のコンセプトをまさに体現したとも言える、ゆるゆると味わえるこのお酒は、これからが一番の旬です。



■撮影協力

海の幸 さらむむ

大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目10番 B-0205
あべのベルタ 地下2階 TEL06-6649-7309

■ 車坂 純米吟醸 播州山田錦 (17BY)

車坂 純米吟醸 播州山田錦

口に含むとしっかりとした旨味を持ちながらも、旨味と酸味が調和し綺麗なまとまりを感じさせます。アルコール度数を16度にすることにより柔らかさが増し“するり”とのどを通り抜けていきます。

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