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6月のお題 「亀の歩み ご古酒ぞろえ 昭和の純米大吟醸古酒」

昭和が、口の中でよみがえる

滋味あふれる醗酵食品を味わい夏に備える

今年は早くも梅雨入り。ジメジメした空気に包まれて、心も身体もスッキリしない毎日が続きます。そんな時期には、滋味あふれる醗酵食品を味わって微生物のパワーを身体に取り入れ、これから来る夏に備えることをおすすめします。

今回は、醗酵食品の肴によく合う「亀の歩み ご古酒ぞろえ」の中から、昭和の純米大吟醸古酒(昭和44年醸造・昭和63年醸造)をお燗で味わってみます。

亀の歩み ご古酒ぞろえ 昭和の純米大吟醸古酒



蜜のような甘みが香る

まずは常温で。

昭和44年古酒は、杯に注ぐと蜜のような甘みを強く感じさせる香りが広がります。口に含むと、年数(39年熟成)ほどには枯れた味わいを感じることなく、香りで想像するよりは甘みも控えめです。味の特徴は、わかりやすい甘みと旨味なのですが、後半から酸がうまく調和して、味の余韻の長さを適度に感じさせます。古酒なりの個性の強さはありますが、温度によっては食中酒としての一面も期待させてくれます。

昭和63年古酒は、対照的に色付きもほとんどなく、香りもごくわずかにお米由来の香りを感じる程度です。21年熟成とは思えない、普通にまろやかで適度な酸も感じる純米大吟醸酒です。

チーズ三種漬けと合わせると、モッツァレラの西京味噌漬けとウォッシュの熟成粕漬けには、樽貯蔵された辛口白ワイン感覚の昭和63年古酒が、ゴルゴンゾーラのみりん粕漬けにはヴィンテージワイン感覚の昭和44年古酒が、それぞれ相性が良く感じられました。

チーズ三種漬け



50度、酸や苦味が強く

豆腐の味噌漬けにキュウリを添えて

次に、一気に50度手前まで上げてみます。

昭和44年、63年古酒ともに、常温ではっきり感じられた甘み旨味がおとなしくなり、相対的に酸や苦味が強く感じられます。

酒肴の万能選手、豆腐の味噌漬けにキュウリを添えて味わうと、豆腐からは旨味を補いつつ、苦味はキュウリで相殺され、何とかバランスが取れました。



40度、甘み・旨味・苦味・渋みが凝縮される

蛸の粕漬け炙り

自家製納豆とゴーヤーのチャンプルー

杯に注いだ状態で温度が下がるのを待ち、40度弱で。

昭和44年古酒は、前半に味の要素(甘み・旨味・苦味・渋み)が凝縮され、しかもそれぞれが突出することなく交互に補いながら、後半の酸によるキレへとつなげます。余韻はやや短くなり、何か食べたくなってきます。

蛸の粕漬け炙りと合わせると、蛸の旨味甘みが酒粕で増幅された複雑な味わいにも負けず、むしろ相殺しながら適度な味の強さに調整してくれます。添えられた大根おろしの辛味が程よいアクセントとなって、次の杯へと誘います。

昭和63年古酒は、高い温度では暴れ気味だった酸が程良くなり、控えめだった甘み旨味が中心の味わいになりました。

自家製納豆とゴーヤーのチャンプルーと合わせると、想像以上に相性が良くなりました。

藁由来の納豆菌から作った大粒納豆のたっぷりな旨味、ゴーヤーの苦味や酸味と野菜や卵の甘み。昭和63年古酒の控えめな味では受け止めきれないかと思いましたが、料理とお酒それぞれの味わいが掛け算となって、どちらもより美味しく感じました。



今回のポイント

熟成酒や古酒には、醗酵で旨味や味わいを増した料理がよく合います。
「亀の歩み ご古酒ぞろえ」は、古酒初心者の方でも気軽に味わっていただけるお酒ですので、身近な醗酵食品をはじめ様々な料理と合わせて、ベストマッチな瞬間を発見してみて下さい。



■撮影協力

味酒 かむなび

大阪市中央区内久宝寺町2−7−12
06−6765−0930

■ 亀の歩み ご古酒ぞろえ

亀の歩み ご古酒ぞろえ

昭和44年、昭和63年、平成元年、平成5年、平成12年の純米酒および吟醸酒をそれぞれ一合瓶で揃えております。その年年に思いを馳せながらお飲みください。





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