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10月のお題 「車坂 純米吟醸 古道ラベル19BY」

熊野古道酵母使用「車坂 純米吟醸 古道ラベル19BY」

10月1日は「日本酒の日」ということもあり、各地でイベントや「ひやおろし」を味わう会などが開催されました。

当蔵では「ひやおろし」と銘打った商品こそありませんが、先月の赤ラベルとともに同時発売された「秋あがり」“車坂 純米吟醸 古道ラベル19BY”を、さっそくお燗で味わってみます。


まずは、常温で味見を。

まずは常温(20度前後)で味見。

香りは控えめですが、柑橘系などの酸味を連想させる香りがかすかに感じられます。口に含むと、軽い甘味の後すぐに、味わいの中心となる酸味が広がります。中盤は旨味甘味酸味のバランスがとれ、後半には旨味と酸味が鼻腔から抜けるように感じられます。

とれたての煎り銀杏(岩塩を少しつけて)と合わせると、銀杏の軽い苦味や渋みが加わって複雑味が増しますが、酸がきっちりと味を切ってくれます。また岩塩のミネラルの味と相性が良いお酒であることが感じられます。

煎り銀杏



60度。爽やかな柑橘系の香り。

酒器と酢の物

焼き穴子と胡瓜の酢の物

いよいよお燗へ。
先月の教訓から、一気に60度超えまで温度を上げます。

香りがやや立ってきますが、加水でアルコール度数を抑えているからか、ツンとしない、爽やかな柑橘系の香りです。味わいも、まず酸味を上あごに感じ、軽い旨味甘味を舌に感じます。含み香も口中から鼻腔へすっと抜け、余韻をすばやく切ってくれます。

焼き穴子と胡瓜の酢の物と合わせると、穴子の淡泊な旨味や脂、胡瓜の苦みや合わせ酢の酸や甘味といった味の要素にお酒が対応して、料理の引き立て役となりました。高い温度ならではの味切れの良さも発揮して、お箸が進みます。



ややおいて30度。スッと引く余韻。

きのこがたっぷり

ゆっくり時間を置いて、30度前後の軽い燗冷ましでもうひと口。

香りは常温と同程度に落ち着き、むしろ甘みを連想する香りが加わりました。
ひと口目ですぐに、やや強い甘味と旨味、そして意外と控え目になった酸味がまとまって感じられます・・・が、そこから収束するように、むしろあっけないほどに味わいも酸も引いて、余韻がほとんど感じられませんでした。1年以上、当蔵のお酒をお燗で味わってきましたが、このような味わいは初めてです。

これに葵地鶏もも肉の塩焼きと合わせると、さらに食中酒としての本領を発揮しました。
もも肉のジューシーな脂と肉の旨味をしっかり受け止め、お酒に相乗効果をもたらします。炭火焼のスモーキーな香りと軽い苦み、塩のミネラルも、お酒をより複雑な味わいに変化させつつ、お酒単体ではそれほど強く感じなかった酸が自己主張をして、あと口の余韻をスパッと切ってくれました。



今回のポイント

お酒の味わいの特徴(個性)として感じる、酸味や旨味。
また香りの特徴として感じる酸やミネラル。
これらの味わいや香りには、同じように特徴がある料理との相性の良さを発揮します。



■撮影協力

酒や肴 よしむら

大阪市北区天神橋1-12-22
06-6353-4460

■ 車坂 純米吟醸 古道ラベル19BY

車坂 純米吟醸 古道ラベル19BY

八朔のような柑橘類を想わせる香り。少々強めの酸が心地良いアクセント。

和歌山県産山田錦100%使用
精米歩合:58%
アルコール度数:15.8度
日本酒度:+4
酵母:熊野古道酵母(和歌山)




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