版画家 鴨川 志野（Kamogawa Shino）

版画家鴨川志野（Kamogawa Shino）

版画家鴨川志野
（Kamogawa Shino）

対象をときにユーモラスにときに博物学的に、親身な眼差しで切り取り、独自の作品テーマを構築する版画家。

作品は手ぬぐいや和小物、シャツや浴衣、影絵、絵本と多岐に亘り、私たちの身の回りを彩ってくれる。

鴨川氏の手ぬぐい作品は、デザイン画を描いてから柿渋を塗った和紙の型紙に写し、デザインカッターで彫るという版画の技法を生かして制作される。

弊蔵では鴨川氏のファンであった藤田杜氏のたっての希望により、手ぬぐいの制作を依頼。車坂の酒造りをテーマに、2020年3月にオリジナル手ぬぐいとして発売。

最上級の生地「特岡」に注染という伝統技法で作られる手ぬぐいは、観賞用にも普段使いにも最高のパフォーマンスを発揮してくれる。

車坂手ぬぐいの原画はその後も車坂生酛純米酒や同酒粕のラベルに採用させていただくなど、弊蔵とのつながりは深い。

手ぬぐい「乾物屋さん」

シャツ「ワールド」

略歴

女子美術大学卒業、東京藝術大学大学院修了

京都芸術専門学校などで非常勤講師を務める

工房カモ主宰

展覧会情報

1993	九美堂ギャラリー（東京）’94’96
1994	クレイギャラリー（東京）’95’96
1994	柳沢ギャラリー（埼玉）
2008	鴨川志野手ぬぐい展ギャラリー風曜日（滋賀）
2009	「まどみちお展」にて手ぬぐい制作教文館ナルニア国（東京）
2010	手ぬぐい展白瀧呉服店（東京）
2011	鴨川志野手ぬぐい展　わたむきホール（滋賀）
2012〜21	染縁日展(小倉充子・鴨川志野) こまものや六方（東京吉祥寺）
2013〜14	春咲き手ぬぐい展 alpaca（京都）
2013	鴨川志野手ぬぐい散歩展　ギャラリーそらにわ（鎌倉）
2014	岩波出版創業100周年記念展　手ぬぐい制作(銀座教文館)
2014	「長崎デザインアワード2014」にて長崎賞受賞
2014	絵本『ぼくのかぼちゃ』（こぐま社）刊行
2015	ギャラリー恵風にて個展
2016	愛知川図書館にて個展「旅するてぬぐい展」
2016	浴衣で楽しむ日本の夏日本橋三越
2017	京あるきin 東京2017 BEAMS (東京新宿)
2018	粧いComono展こまものや六方（東京吉祥寺）
2018	ポーラスタにて個展「こまごま展」（京都）
2018	恵文社にて個展「型紙びっくり箱展」（京都）
2018	ギャラリーkaaccoにて個展「工房カモわいわい祭り」（京都）
2018	影絵「かくしまさん」BIT CUBE art space（京都）
2018	ワンダーキッチンにて個展（鎌倉）
2018	「クリスマスと干支展」風曜日（滋賀）
2019	「春の音色展」マルゼンボタンギャラリー（大阪）
2019	影絵「ブレーメンの音楽隊」tuku_ta（滋賀）
2019	「てぬぐい祭り」夜長堂（大阪）
2019	影絵「かくしまさん」teqteq（神戸）
2019	影絵「へそらまめ」こころや（大阪）
2020	「銀座でゆかた展」うとうとギャラリー（銀座）
2020	「秋の小部屋文化祭」夜長堂（大阪）
2021	すみれや個展（京都）
2021	「三者三様展」手児奈ギャラリー（名古屋）
2021	「大和屋で浴衣展」大和屋履物店（東京神保町）
2021	「銀座でシャツ展」うとうとギャラリー（銀座）
2021	「夏の小部屋文化祭」夜長堂（大阪）
2021	「カモちゃんのてぬぐいでこ〜んなバッグできました」こまものや六方（東京吉祥寺）
2021	「鴨川志野展　DEKO BOKO ANA（凸凹孔）」ギャラリー恵風（京都）
2021	「大和屋干支手ぬぐい展」大和屋履物店（東京神保町）
2022	「凸凹MORIMORI KAMO 展」大和屋履物店（東京神保町）