新酒『車坂 純米大吟醸酒生酒』を発売

今季（2BY）の新酒『車坂 純米大吟醸酒生酒』を発売します。

弊蔵杜氏・藤田晶子が属する能登杜氏は大吟醸仕込みの名手を数多く輩出しており、その職人技による濃厚で華やかな味わいを紀州の風土や水によって表現したのが車坂の純米大吟醸酒です。

麹米・掛米とも五割まで磨いた山田錦を100%使用し、酵母は1801号と1401号をブレンドすることによって、繊細な香りを引き出しています。

この新酒は生酒ならではのフレッシュさと香りのバランスを重視し、華やかな上にキレの良い味わいです。大吟醸ながら酸がしっかりと効いており、程よいミネラルを感じる後口から食中酒としても楽しめる酒質です。

食前酒や食後酒として単独で香りを楽しむ他には、前菜やカプレーゼ、イカやヒラメの薄造り、フルーツの白和えなどと合わせていただいてもよいと思います。

また、今回の生酒から純米大吟醸酒のラベルをリニューアルしました。黒と金を基調とした幾何学的なデザインです。その幾何学図形のひとつひとつにも意味が込められています。右側、花の模様は旨味や香りが広がる様子。その上方の三角屋根は蔵のシンボルである土壁蔵を表しています。中央の大きな米粒には心白に食い込んでいく麹菌を表現し、その左手側は微生物が飛び交い、菌糸を伸ばすミクロな世界のイメージ。他にも紀ノ川の水の流れや土、稲穂や精米による等級などがシンボルとして盛り込まれています。

弊蔵の代表的な酒である山廃のイメージとはまた別に、速醸タイプのお酒は香りと普段日本酒を飲まない方にも気軽に手に取って楽しんで頂きたいと考えています。

ぜひ、お近くの酒店でお求めください。

製品概要

車坂　純米大吟醸酒生酒

原料米：山田錦100%
精米歩合：50%
アルコール：16.5
日本酒度：+0.6
酸度：1.8
アミノ酸度：1.5
酵母：1801号+1401号